こんにちは、歯科医師の小竹です。
当院に新しく導入された
手術用顕微鏡(マイクロスコープ)
についてのお話です。
医科の世界では、
眼科や脳外科などで利用されるもので
精密な治療を行うところで必要となります。
医科では、使われることが多い
手術用顕微鏡ですが、
全国の歯科医院では
まだ導入が乏しく2〜3%ほどと
普及率が大変少ない状態です。
 
この手術用顕微鏡には
どういった利点があるかというと
『更によく見える』ようになります。
 
名前は、手術用顕微鏡といいますが、
手術のときだけではなく
様々な治療に応用されます。
中でも特に歯の根の治療で有効です。
 
歯の根は平均でわずか12mmほどしかなく
それでいて根の中は
実際に見るととても暗く、
複雑に枝分かれしています。
 
これを治療するのは至難の技です。
当然、治療の回数や時間を費やしてします。
 
手術用顕微鏡を使用することで
更によく見えることにより、
感染源の取り残しや歯を削りすぎる
心配が少なくなります。
 
その結果、
歯の根の治療の成功率が向上し
患者さん自身の歯でより長く快適に
お食事ができるようになります。
 
実際に模型を使って撮った写真です。
 
《肉眼の2倍》
 
 
《肉眼の8倍》
普段診療するときに使用する拡大鏡は
このぐらい拡大されています。
 
 
 
手術用顕微鏡では更に細かくみることができ
最高倍率で肉眼の24倍まで見ることができます。
《肉眼の24倍》
 
歯の溝までくっきり見えるかと思います。
これにより見えなくて
感覚で行なっていたものが
見えるようになり
更に正確な治療を行うことが
可能となりました。
 
もっとより良い治療を
患者さんに届けたいという
思いから導入したものです。
当院では更なる精密な治療を目指します。