こんにちは、歯科医師の小竹です。
今日は歯科医院でよく撮影する
レントゲンについてのお話です。
 
福島の原発事故のこともあり、
目に見えない放射線は
怖いイメージがありますよね。
 
震災の時、福島に私自身もいて
勉強していても放射線が
なんだか怖いイメージがあったので
そう思われている
患者さんの気持ちがわかります。
 
けれども、ご存じない方も
多いかと思いますが
実は自然界にも放射線って
存在していることは知っていましたか?!
年間を通して、実は知らない間に
放射線を浴びていたんです。
その放射線の多くは宇宙からくるみたいです。
なので宇宙から距離の近い飛行機では
放射線を浴びる量が増えます。
例として、
ニューヨークから東京までを飛行機で
往復すると0.2mSv放射線浴びているんです。
 
 
それと比較して
歯科医院で撮影する
レントゲンの放射線被曝は
とーーーっても少ないんです。
 
特に昔の現像するタイプの
レントゲンのものよりも
デジタルのタイプのものは
更に少なくなっています。
下の図を見てください。
 
 
当院で使用してるデジタルの歯の検査で
使用するのレントゲンは
1日中外で遊んだときに浴びる放射線と
変わりないと言われています。
 
 
その被曝量は0.006mSvほどです。
更に鉛のエプロンを使用して
防護しているので
実際の被曝量は更に低いものだと言えます。
 
大きなパノラマレントゲン写真に関しても
0.01mSvでこれでも3日ほど
外にいるのと変わりない程度です。
 
 
私たちは、毎日1日に何百枚もの
レントゲンを撮影していくことになるので
撮りすぎれば毒となるので
外に出て撮影していますが
患者さんにとってはほとんど害がないもの
なので安心してください!
 
それよりも、目では確認できないような
虫歯や歯周病の発見に活躍し
有益な情報が多いのです。