こんにちは、歯科医師の小竹です。
暖かくなってきて、
春菊やら菜の花やら春を感じる
食べ物がたくさん店頭に並び始めましたね!
今日は春の苦味を
感じる味覚についてのお話です。
味覚を感じるのは、
味蕾(みらい)と呼ばれるところで感じます。
味蕾の内、舌の奥の方にある
有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)、
舌の脇にある
葉状乳頭(ようじょうにゅうとう)、
年齢とともに味蕾の数が減っていきますが
舌の先にある
茸状乳頭(じじょうにゅうとう)
で感じると言われています。
ピーマンやコーヒーが
苦手な子が多いのは
茸状乳頭の影響から
子供の頃は味蕾の数が多く、
大人より苦く感じてしまうため
と言われています。
味覚が子供の方が繊細ということですね!
舌に多く分布する味蕾ですが、他には
軟口蓋や、喉頭蓋、咽頭などにも存在し
いわゆる『のどごし』として
味を感じることができます。
この味蕾で感じることのできる味物質は
5つあります。
味の基本的な要素は、
苦味、酸味、甘味、塩味、うま味です。
 
 
「えっ?!辛味は??」と思った方も
いらっしゃるかもしれません。
実は辛味というのは、
分類的に味ではなく
痛みの一種だと言われています。
そのため、味蕾で感じるわけではなく、
痛覚を感じる神経で感じるというわけです。
仮に地獄で閻魔様に舌を切られたとしても
喉に味蕾が存在するため
かろうじて喉で味を感じることができる
ってことですね。
ブラックジョークですね。